移動運用記(JI3DNN) at 能勢妙見山

JI3DNNからFAXで1月4日の移動運用記が届きました。
by JR3QHQ

ト・ト・ト・ト ツー・ツー・ト・ツー と聞いて一瞬緊張が走った。(?? HQ)次に何が打たれるか。(KかJか・・・か)ボリュームを上げて緊張する。後者が始まった。確認のため一層耳をすますと間違いなく、ト・ツー・ツー・ツー ト・ツー・ト ト・ト・ト・ツー・ツー ツー・ツー・ト・ツー・ト・ト・ト・ト ツー・ツー・ト・ツーと聞こえた。歯切れの良いモールスだ。堅くなった手で応答する。

ツー・ト・トン トン(以後、英文で記す、モールスで読んで下さい。)JI3DNN/3 BK 手に持っていたボールペンが緊張で字を書く体制にならない。手に汗握るとはこのことだ。音調もぎこちないものになったと思う。返ってきました

GA UR 59925 BK じっと聞いている場合でない。次はこちらの番だ。UR 5992715 BK 確認が来ましたQSL DR OM HAPPY NEW YEAR 73 TU こちらも同様に打ち E E で終了した。この間ざっと2〜3分(いやそれ以下にちがいない)だったが1時間ぐらいに感じられた。

前回のQSOパーティで初めてクラブのメンバーOMとQSOをもったところである。(7MHz CWでは呼んで戴いたメンバー各局にこちらから応答できずに大変失礼しました)

1月4日、15時37分、場所は妙見山駐車場(川西市)おっと周波数は、28.061MHzオール兵庫コンテストの事である。1月3日の新年オンエア賀詞交換会ではLGJ-OMと五月山に移動しましたが、お屠蘇気分が抜けず20局がやっとという状態であった。その時のLGJ-OMの助言と反省からオール兵庫では、県内局として運用したほうがベターとの事で、帰宅後大阪の地図やら川西の地図をみて、一庫ダム周辺、猪名川上流などを検討したが、一応以前登った事のある妙見山に決定した。府県境が今一つはっきりせず多少不安が残った。

 当日山頂に行き、能勢妙見山に初詣をすませ駐車場の奥に行くと、430NHzで運用している局があった(局名を聞き漏らした)。確認するとこの周辺は、川西市とのことで安心し、そこでCONTESTに参加することにした。 ZEPPANTを木に引っかけて展張しようとしたが適当な支えが無く、他の車の通行の邪魔になるので結局、Mobile WhipでQSOすることにした。午前中には7MHzで18局、13時30分位から21MHzで12局、15時から16時まで28MHzで6局がおもな交信数である。(車のカーバッテリーにて10W運用)冒頭はその時の一コマで池田市民アマチュア無線クラブのOM(しかも会長OM)との交信は、スケジュールドでないものとして初めてであった。

CONTESTの状況は、CWでは7MHzでは賑やかであったが、21、28MHzでは寂しかったように感じた。SSBや他のバンドではどうでしたか。ロケーション、アンテナ、リグそして最後は腕が大切と思われた一日であった。QHQ-OMと交信後しばらくして、周囲が暗くなり雨混じりの雪が降り出したし、帰り道が心配になり 早々に引き上げた。

DE JI3DNN